ユースのために、一人一人が
 「誰か偉い人にお願いするとか、誰かに投票するとか、それだけのことに自分の力を切り縮めないでほしいと思います。自分たちでストライキをしたり、街に出て仲間を集めたり、記者会見で問題提起をしたりと、直接的に行動する方法はいくらでもあります。これらはすべて日本国憲法にも認められた立派な『権利』です。そういう能動的な行動に一歩踏み出す人が一人でも多く増えることが、今の日本の閉塞した状況を変えていくことに繋がるはずです」。こう語るのは、NHK日曜討論(5月7日)「いま話し合おう 子ども・若者とお金」に出演した一橋大学院生の岩本菜々氏です。2022年の「合計特殊出生率」は過去最低の1・26倍、出生数も初の80万人割れで悪化の一途をたどる日本社会。学生の3人に1人が平均約300万円の奨学金を背負い、3割の人が低収入による延滞を経験。しかし、オリンピック開催や防衛費増額は財源問題抜きで決められていくと指摘して、こども担当大臣がたじたじとなり、彼女の動画は1000万回以上も再生されています。こんな頼もしい彼女にこそ政治家になって欲しいとの声には否定的で、次のように答えています。「私一人がいくら『正しいこと』を言ったからといって、それで社会が変わるわけではないからです。一人一人が自分の学校や職場で声をあげ、社会運動のうねりを広げていくことでしか、状況は良くなりません」。ワイズはユースのために何ができるかを考えるうえでも、大変考えさせられる言葉ではないでしょか。

2023-04-06
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