江戸城ファミリーウォーク報告

細川 剛

 早朝は5度まで冷え込んだ秋晴れの中、今回は千代田区九段生涯学習館3階第1学習室で行われた。
 収容人数は椅子のみ、メンバー立見で100名が限度、今回の募集はプレスリリース等出さずに、リピーターを中心に行ったが、89名の参加者で会場は満杯となった。
 開館時間の9時にクラブメンバー集結。松本良三実行委員長のもと、事前に確認検討されたマニュアル等に従いスムーズに準備がなされ、9時30分には受付を開始。10時には殆どの参加者が集まった。
 中村会長の開会挨拶の後、NPO法人「江戸城再建を目指す会」理事長小竹直隆(おだけなおたか)氏による「江戸城−その歴史と再建−」と題する講演が行われた。
 大田道灌が考えたであろう江戸の戦略的意義と築城の経緯などが解説され、同じ考えに基づき徳川家康が小田原、鎌倉ではなく江戸を選んだことなどが語られた。そして、徳川家による3度の天守建設、10万人が亡くなった明暦の大火で焼失した天守が江戸復興優先により中止されたことなどを踏まえ、何故、今江戸城再建が必要であるかが熱い気持ちで語られた。
 聴講で固まった体を、毎回ご協力頂くデンマーク体操の東京西クラブ堀内メンによる座ったままでの柔軟体操で体も心もリフレッシュした後、コース図を片手に9グループに分かれてメインの江戸城ウォーキングに出発。今回は時間がタイトなのでクイズはなし。竹橋を通り、講演であった太田道灌像追慕の碑を読み、木造の平川橋を渡り平川門から江戸城に入場。二の丸跡庭園を散策し、改修された大手中の門を見て、百人番所、大番所、富士見櫓、富士見多聞、石室を通り、天守跡の傍の広い芝生で、澄み渡った広い青空の下で昼食となりました。
 昼食後、北詰橋、英国大使館前を通り、千鳥が淵戦没者墓苑を訪問し、冥福を祈りました。
 そして、田安門を通り、北の丸公園内の滝を見つけ、清水門を通過して、3時に全員が九段生涯学習館に戻り、最後に上原メンによるワイズメンズクラブへのお誘いの話を聴いて頂き、閉会となりました。


[江戸城天守跡]


[北の丸公園にて]

[東京クラブからの参加者]
メン=上原、江口、興津、黒岩、郡山、佐藤(謙)、佐藤(茂)、庄司、茅野、長澤(山)、長澤(弘)、中村、広田、細川、松田、松本(重)、松本(良)、持田、吉岡(19名)。
メネット=磯田、黒岩、細川、中村、松本(倫)、吉岡(6名)。合計25名。
[一般参加者]講師:小竹直隆氏をはじめ64名。