上海、南京との文化交流に参加して (1)

持田二郎

 中国最大の国民的祝日である国慶節(建国記念日)は2007年10月1日〜7日まで盛大に行われました。2007年12月は南京事件70周年にもなります。これに合わせて私と妻裕子は、9月29日〜10月3日まで東南アジア文化友好協会(大野克美代表)とスモールグループ(山崎高司代表)及び中国からの留学生や若者達合計15名にて、上海、南京を訪問し国際交流を深める事が出来ました。
 上海市は、10数年前より経済都市として急速な発展を遂げ、毎年100万人前後の人口増加が続いており、現在1800万人の大都市となっています。50階以上の高層ビルが次から次へと建設され、中でも目をひくのは地上101階地下3階、高さ492mの上海環球金融中心ビルで現在台北市の高さ508mのビルに次いで世界第2位となります。しかし、ブルジュ・ドバイは、現在建設中であり(高さ643m162階)これが完成すると世界一高いビルになります。
 上海市は、超高層ビル街の外、周辺には製造工場や、住宅、マンションが次から次へと建設ラッシュでした。この上梅ビルの設計は、東南アジア文化友好協会よりの奨学生として1990〜94年まで日大工学部で勉強した郷軍利氏(Zou Jun Li=上海新東京集団社長)の設計によるものです。彼は市会議員の外、集団の社長として実業界でも成功した一人と言われています。彼等が私達を感謝の意味で招待して下さり、会食、交流を深めました。
 南京市は、古い都で街並みも落ち着いていますが、古い建設も目立ち、貧富の差を感じました。人口は600万人です。
 私達一行は、南京四方小学校を訪問し、校長や先生や多くの子供達の歓迎を受け、6月に先遣隊がこの小学校の校庭に植えた国際花(コスモス)が満開で、これを見る事が出来ました。また、今回の交流の記念として、校門近くに2本の桜の木を寄贈しました。


[軍利社長を囲んでの上海晩餐会]


[南京四方小学校とのコスモス交流]