ベンディゴクラブ訪問

        松本良三
 私たち7人(佐藤会長、佐藤(謙)、山中、松本(良)、中冨メネット会長、磯田、松本(倫))は、今回の国際大会参加の前に、IBCであるベンディゴクラブを2日間訪問した。事前の江口直前会長と先方のスチーブさんとの連絡で、こまかくスケジュールの打ち合わせがすんでいたので誠に快適な旅であった。
 第1日(7月30日)
 メルボルンに一泊し、ここより北西約150Kmのベンディゴ市(人口9万人)に2時間程で着いた。出迎えてくれたメネットクラブのクラーク静子さんご夫妻とスチーブさんと一緒に昼食をとる。次にYMCAコミュニテーセンターで、前回山中メンが60周年のお祝いに持参した祝品の展示ケースや作業室を見てから、スチーブさんの家に行く。YMCAで会ったメンの人達が言っていたように、本当にこの家の庭(敷地約16万坪)には、野生のカンガルーがいた。これには、みんなびっくり、そこから図書館など市内を見学する。
 夕食は、明日の例会に、国際大会にでかけるなどの理由で欠席する4組のカップルによるステーキディナーのご招待であった。いろいろ食事をしながらなごやかに話に花がさいていたが、特に私達にとっては、20年前にわが家にホームステイされて以来のクラモンドさんとの再会は、感激そのものであった。
 第2日(7月31日)
 摂氏1度という寒い朝、9時には出迎えていただき、市内見学に行く。案内役は、ジョン会長の計らいによる元高校で歴史と地理を教えていたベテランのボランティアの人。市内には、ゴールドラッシュ(1851年に始まった)時代に建てられたすばらしい建物がたくさん残されている。英国調の緑豊かなロザリンドパークは、広々としており、展望台からは街が一望できる。
 午後からは、まず観光用路面電車に乗り、このかわいいトラムに揺られ、歴史的な建物の並ぶ街を眺めた。次にセントラルデボラ金鉱にいった。ここは一番最後まで活躍し、1954年に閉山したが、いまでは市が買い取り当時の鉱山の様子を復元し一般に公開している。ここでは、入口でヘルメットをかぶりライトをつけて、地下61mまで下がり坑道を巡って見学する。実際には、地下412mまで深さがあったとのことだが、61mでも十分寒く気分が悪い。地上に博物館もあり、貴重な体験ができた。
 18時30分からの例会出席のため、ジョン会長他1名の迎車に分乗してでかける。今日の例会は、通常毎週木曜日開催を我々の例会出席のため一日繰り上げて開催してくれたもの。例会はお祈りで始まり、会長挨拶・我々の紹介に続き、佐藤会長の挨拶、小バナー交換をしてから東京クラブからの献金300ドルと訪問者7名からの200ドルを手渡した。この発表の時には、オーという声が上がり皆さんに喜んでいただけたようだった。

[例会後の記念撮影]
 食事は、料理は女の人が作っていたが、その他セッティングからあとかたづけなどはすべて当番のメンによって行われていた。在籍53名のうち、この日の出席は18名。例会は19時45分に終わり、今日はこれからゲームをしようと、ダーツ、輪投げ、ビリヤードなどをみんなで21時すぎまで楽しんだ。YMCAのなかに、気軽に使えるキッチン、例会室、ゲーム室などあるのは誠に羨ましく、また我々を心から歓迎してくれているメンバーひとりびとりの気持ちがとても嬉しかった。
 今回の訪問が、今後の良好な交流の一助になることを祈りつつ帰途についた。