とうきょうメネット 2005年11月号


東新部部会 メネットのつどい

黒岩美彌子

 10月8日、第1部の部会に続いてメネットのつどいが東日本区理事 浅見メンと青木メネット委員長をお迎えして、東京YMCA社会体育・保育専門学校で開かれました。「2005年チベット巡礼の旅−聖山カイラス巡りとサカダワ祭り−」と題して岩佐萬平氏がスライドを中心に講演をして下さいました。 まずチベットの中心はラサで、チベットは中国全土の4分の1を占めており、チベットの宗教にはチベット仏教(インドから入った仏教はソンツェン・ガンポ王の7世紀に確立、ゲルク派、カギュ派、サキャ派、ニンマ派の四大宗派に分かれる)と、ボン教(土着の民間信仰)とがあるそうです。ダライ・ラマとパンチェン・ラマはチベット仏教ゲルク派に属し、二大活仏とあがめられています。
 サカダワの祭りは毎年チベット暦の4月15日(満月)にカイラス山麓のタルボチェで行なわれ、チベット各地からチベット仏教徒、ボン教徒、インド・ネパール等からヒンズー教徒が多数参加します。これは長い間中国政府から禁止されていましたが、80年代半ばから人民解放軍監視の下に再開されました。カイラス山を取り巻く平均高度4,500m、52kmの道をチベット仏教徒、ヒンズー教徒は右回り、ボン教徒は左回りに巡礼します。チベット仏教徒にとっては多く回れば回るほど来世の人間界への幸せな輪廻転生が保証される勤行だといわれています。
 最後に昨年まで行われていた鳥葬のスライドが写され、一同衝撃を受けながら見入りました。抜けるような碧い空のもと、ハゲタカが一ヶ所に集まりその時を待つ、息をのむような最後の場面でしたが自然の荘厳さを深く感じさせられました。


[東新部部会 メネットのつどい]


メネットノート
今月はユースナイトで、持ち寄り例会です。
 ユースの方々をお招きして、“オフクロの味”を味わっていただきます。2〜3人分のお料理をお持ちになって下さい。メネット欠席の方はメンにお持たせ下さる様お願い致します。
会計報告
・リーストコイン9月 2,011円
10月 1,201円
・10/11 ミニバザー 10,400円