とうきょうメネット 2006年4月号


食卓の幸せ

細川俊枝

 早いもので、長男は、この春中学を卒業する事となりました。入学式の頃ぶかぶかだった制服も、いつの間にか小さくなってしまいました。子供から大人へと成長していく時期を迎え、これからの成長が不安でもあり、楽しみでもあり、複雑な気持ちです。幼かった頃は、食べる事が大好きで、私の作った食事をとても喜んで残さず食べてくれましたが、いつの頃からか、好き嫌いができ、中学生にもなると、お肉が良い、カレーが良いと、食事に注文を付けるようになりました。
 先日、75周年のアグネス・チャンさんの講演を、親子で聴く機会に恵まれました。子供を産み、育てる事が出来る。当たり前のように思ってしまっている事が、実はとても恵まれている事。毎日、食事を子供達と頂けるのは、どんなに幸せな事なのか、改めて感謝を覚えました。普段は、あまり自分のことを見つめ直す機会の少ない子供達ですが、アグネスのお話は、素直に心に届いたようで、とても感動していました。長女などは(学校で宗教委員をしています)いつもは、あまり力を入れていなかったユニセフへの募金活動を、何時間もかけてポスターまで作り、クラスのお友達に呼びかけ、いつもより多くの募金を集める事が出来たと嬉しそうに話していました。  子供達が幼かった頃、当たり前のように親子で囲んだ食卓も、子供達が大きくなるに連れ食べる時間もばらばらになり、4人揃って食卓を囲むのが難しくなって来ましたが、これからも、家族の食卓の幸せを忘れないようにしていきたいものだと感じています。


メネットノート
メネットナイト
 メネットの皆様、75周年の記念会に続いてメネットナイトでのご奉仕お疲れ様でした。66名の出席者を得て盛会であった事、感謝です。
 当日のお弁当の写真を撮りました。毎年評判の露崎メネットお手製の桜餅も添えられました。またゴミ減量運動にご協力戴きたく各自持ち帰ってもらいました。
 ミニバザーも皆様のご協力により41,380円の売り上げがありました。来年もまた良き計画の下にメネットナイトがもてたら嬉しいと思います。