ユースインターンの展望

        ユースインターン検討委員長 菅生 宏一
 インターンシップ制を本来の意味と少し違うが、端的にワイズメンスクラブの予備軍作りと捉え、当委員会と同時に発足のNPO法人格取得検討委員会と合同(結果的に)で検討結果、色々な意見が出ましたので下記します。
 やはり会員増強の為には"魅力ある例会作り"もさることながら、若者・熟年層が実際に社会貢献(公益)事業に参加する事による精神的満足、奉仕する喜びを体験し、その当事者意識がそのまま或いは将来、ワイズ活動に参画する糸口になるのではないかと希望するに至った次第です。
 経営・企画又は働き手として等、夫々の経験・意欲に応じて参加形態は色々あると思いますが、ワイズ・YMCAの折角の経営資源(人・物=施設・ノウハウ・システム=情報含む)をフルに活用した計画を作り、参加者つまりワイズ予備軍を募ろうというものです。
 1.今や10数万人になると言われている不登校児、家に引きこもりの青少年対策の一環としてフロストバレーに学校不適応児を少人数単位で連れて行き、NY・キャッツキルの大自然に触れさせ、癒しの一端とする。現に個人的にカリフォルニアでやっている人も居り、ニーズと効果がある。
 2.近年、学生時代に積極的に奉仕活動をした優秀な学生を採用する企業が多くなる傾向なので、YMCAの奉仕活動(新規に作っても良いし、信頼出来るNPOと契約しても良い)に就職希望の学生を参加させ、学生に単位又は成績表と言ったものを発行し、併せ相手企業に対する学生の"お墨つき"とする。社会人の集まりであるワイズは学生の社会参加の橋渡しをすることになる。
 3.従来の所謂ミッションスクールともインターナショナルスクールとも違う、キリスト教に基づく小学校から高校までの英語による一貫教育の学校設立。教育の荒廃が叫ばれている昨今、国際的で伸び伸びとした、しかも倫理観(宗教心)を持った子供に育てたいと望む親や、良心ある人々が増えている社会情勢に対応する。
 4.その他、人材派遣業務/英語圏ワイズメン家庭のホームステイ先を斡旋する事による英語教育の強化/奨学金制度等の意見が出ました。
 今後これらの計画を具体化する必要がありますが、「公益」事業を実行する際はNPO(非営利活動組織)として、しかも社会的責任を明確にする法人格を取って(他の法人と較べ一番手間がかからぬし、設立費用は書類代のみ)始めるのが一番と考えます。
 いずれにしても、現状維持に飽き足らず、会員増強を考えるなら上記をタタキ台としてメンバー諸兄姉の討議と決定に委ねる事になります。