2005年3月アピール: 温故知新

メネット会長 山本雅子

 「とうきょうメネット」昨年3月号に露崎昌枝さんの“メネット会のあゆみ”という一文が掲載され、たいへん興味深く読ませていただいたことを思い出します。
 戦前から戦後日本の復興期に、夫のY'sメンを助けて自発的に活き活きとはたらかれた先輩メネットたちの心意気を思うとき、大切なことを教えられた気持ちになりました。メネット会という新しい取組みに気負うことなく、女性らしいきめ細やかさで忍耐強くはたらきの場と交流の輪を拡げて行った彼女たちの懐の深さを感じます。
 今は、私ども女性の活動も多岐にわたり、仕事を持つ女性の方が多い時代になりました。主婦にも様々な積極的社会参加の機会が与えられています。そのような中で、Y'sメネット会に期待されるはたらきについて、今一度原点に立って考えてみたいという気がしています。
 今月は、昨年から東京クラブメネット会がささやかな応援を始めた学校のうち、アジア学院校長の田坂先生をスピーカーにお迎えします。アジア、アフリカの農村指導者養成を軸に世界の未来に夢をかける壮大な構想を掲げて30年余り。この学校の夢を共有し応援する方が一人でも増えることを願っています。