75周年記念会に参加して

ユースの会代表 市村幸子

 貴クラブの創立75周年に心よりお祝い申し上げます。昨年発足したばかりのユースの会からすれば、貴クラブの歴史には敬服するばかりです。また、75周年記念会ではとても有意義な時間を共有できましたことに心から感謝申し上げます。
 今回の記念会ではユースは会場ロビーでの出展、資料の配布という役割を担っていたのですが、その過程では皆様の存在を大変ありがたく思う場面が多々ございました。ユースの中で対応しきれない部分が出てきた時にはすぐに助け船を出していただき、私たちの至らない点をカバーしてくださったのです。そんなやり取りを通じて、ユースも気が付くと皆様の胸をお借りすることをためらうことなく、ある時はユースのリーダーシップを発揮し、またある時は東京ワイズメンズクラブの皆様のお力を借りて、非常に協力的に準備を進めることができました。ユースのバックには温かく見守ってくださる皆様がいるということを痛感した瞬間でもありました。


[会場ロビーにて展示作業中のユースたち]

 アグネス・チャン氏の記念講演ではユースの席までご用意いただきましたこと、心からお礼申し上げます。彼女のボランティア活動への想い、明日を担う子どもたちへの想い、平和に対する熱い想いに直接触れることができたことは、実際にボランティアに関わっている私たちにとって大変心強く、また刺激的で、初心に返るような思いでした。特に、貧困や、紛争、感染症の蔓延などで非常に厳しい状況にある開発途上国の子どもと交流する時、「ああもうこれはもし病気が移ったらしょうがない、もしここで死んだらそれは運命だと思って、子どもたちを抱え上げてほおずりしたりキスしたり、本当の触れあいができました。わあっと抱きしめて、ああ、もうこの子と死んでもかまわないと思った瞬間、ほおっ、わたし生きているんだなあっと実感しました。あんな幸せな瞬間はなかったですね。」という言葉には、彼女の強さを見習いたいと思った次第です。途中、アグネスさんと一緒に涙ぐんでしまう場面もたくさんありましたが、彼女の想いを自分たちの活動に重ね、今後も頑張っていきたいと思います。
 最後に、記念祝会では私が所属するダハパラ診療所を支援する会(通称、マンディ)から簡単なビデオを流させていただきました。もし機会がありましたら、是非この時の映像の感想などを皆様から頂戴できたら幸いに存じます。